エネルギー問題

エネルギー問題 · 15日 7月 2023
エネルギー経済学の終焉とその先 2023.07.15 ・最近思うのだが、エネルギー経済学はそろそろその役割を終えたようだ。新たな時代には異なるアプローチが必要とされる。 ・エネルギー分析は1973年の石油危機をきっかけとして立ち上がり、1990年代の温暖化問題を経て現在に至っている。その貢献は以下のとおりである。...
エネルギー問題 · 25日 12月 2022
深部地熱の可能性  2022.12.24 ・最近海外では、クリーンエネルギーの一つとして深部地熱に注目が集まっている。 ・深部地熱とは、10キロ以上の深度の井戸を掘り、そこから480度以上の蒸気を取り出し、タービンを回すことで電気を供給するシステムだ。MIT発のスタートアップ、クエイズ・エナジー(Quaise...
エネルギー問題 · 19日 6月 2022
ウクライナ情勢と省エネの必要性   2022.06.18 ・ウクライナ戦争もなかなか終息への道が見えてこない。これから夏が過ぎ冬が近づくと、ヨーロッパのエネルギー需要増大期となる。これをどうしのぐのか。ドイツの環境関連シンクタンク、MCC(Mercator Research Insttutebon Global Commons and Climate...
エネルギー問題 · 13日 3月 2021
ヨーロッパの超成長企業とグリーン革命   2021.03.13 ・毎年、フィナンシャルタイムズ紙はヨーロッパでもっとも成長の早かった企業のリストを作成している(FT1000)。その本年版が最近発表されたが、その一位にランクされたのは、英国のバルブ・エネルギー(Bulb Energy)社だった。並み居るIT関連やフィンテク企業を押しのけての一位だから、大したものだ。...
エネルギー問題 · 25日 4月 2020
原油価格のマイナス転落をどう読むか  2020.04.25 ・本ブログでは、天然ガスのマイナス価格転落をすでに論じていた(「天然ガス価格がマイナスに」2019.04.07)。約一年前のことだ。 ・今回の原油価格マイナス転落は、①サウジの減産からの離脱と②コロナショックによる需要の急減が重なって生じたシステミックリスクだ。...
エネルギー問題 · 09日 2月 2020
カリフォルニア州の天然ガス規制のその後 2020/02/09 ・昨年9月、「カリフォルニア州バークレーでの住宅用天然ガスの禁止に関して  」をブログに載せた(2019.09.14)。その後この問題に関して、いくつか進展があったので記しておく。...
エネルギー問題 · 21日 12月 2019
コールドチェーンをバッテリーとして使う  2019.12.21 ・温熱や冷気の保存・利用はわれわれが日常やっていることだ。たとえば湯たんぽは温水を入れることで、夜分にふとんを温める。また魔法瓶は冷たい飲み物を保存するのにも使われる(もちろん温水でもかまわない)。こうした形で熱を保存したり使うことをサーマル・バッテリーという。...
エネルギー問題 · 12日 10月 2019
家庭用スマートパネルの”新機軸”   2019.10.12 ・日本では、固定価格買い取り制度(FIT)の買い取り価格が低下しつつあるため、ソーラー発電に対する一時の熱気は冷めつつある。...
エネルギー問題 · 14日 9月 2019
カリフォルニア州バークレーでの住宅用天然ガスの禁止に関して  2019.09.14 ・先日、住環境計画研究所の中上会長とお会いした。同氏とは30年来の友人である。そのとき彼が、「バークレーで天然ガスの住宅使用が禁止になったみたいだ。気になるので、来週アメリカに行くから確かめてみよう」と言っていた。以下はこの件に関する簡単な報告である。...
エネルギー問題 · 19日 8月 2019
石油メジャーと温暖化問題  2019.08.18 ・石油メジャーとはシェル、BP、エクソンなど、主として石油や天然ガスを供給する世界企業のことだ。こうした企業は、今長期的な経営判断をどのようにするかで、難しい決断に迫られている。...

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