仮想発電所(VPP)の時代 2022.12.17 ・この冬、日本でも電力需給がひっ迫しそうで、役所からは、「電力需給ひっ迫(電力不足)への対応のお願い」などが出されている。たしかに省エネや節電はそれに対する有効策だが、世界では、別なやり方も進行中だ。...
温暖化問題と地球システムのティッピング・ポイント 2022.09.24 ・地球システムの(温暖化)ティッピング・ポイント(CTP:climate tipping points )とは、「地球のサブシステムが、その値(閾値)を超えると、ちょっとした変動で全く異なる状態に転じること」である。 ・これは以下のようなメカニズムで生じる。 *ポジティブ・フィードバックの出現。...
冬を迎えるヨーロッパのエネルギー需要 2022.09.10...
温暖化問題:温度上昇1.5度を超える可能性 2022.05.29 ・温暖化防止をめぐるパリ協定(2015)では、世界の平均気温上昇を産業革命前に比べて1.5度Cに抑えることが長期目標とされた。日本もこれを批准している。...
地球温暖化とメタンガス濃度の上昇 2020.02.27 ・メタンガス(CH4)は二酸化炭素(CO2)と並んで温暖化の原因の一つだ。地球温暖化への寄与は2割強と言われている(国立環境研究所)。その温暖化効果は二酸化炭素より強く、温暖化係数(GWP-100,100年間で二酸化炭素の何倍の効果を持つか)は28倍とされている。...
山室真澄さんの「魚はなぜ減った」を読む 2022.02.05 ・山室さんの本をタイトルにひかれて読んでみた。すがすがしい印象を持った。...
COP26と温暖化問題の行方 2021.11.20 ・COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)は11月中旬に終了し、その成果をめぐってさまざまな議論が交わされている。 ・ここではジュリアン・アルウッド教授(Julian...
化石燃料(石油・天然ガス・石炭)時代の終わり 2021.09.12 ・日本では、菅首相の引退に関して注目が集まっているが、氏が提起した温暖化ガスの2050年排出量実質ゼロの公約はどうなるのだろうか。...
米国環境省のクルマの燃費改善レポートと温暖化防止削減目標 2021.07.31 ・アメリカ環境省の「環境省自動車トレンドレポート」は、燃費改善による自動車の温暖化防止技術の進み方を見る上で参考になる。そこではアメリカで販売される主要14メーカーのクルマの性能が詳しく検討されている。2020年版の主要論点は以下の通り。 ...
温暖化問題と炭素税の効果 2021.07.17 ・BPのチーフエコノミストのスペンサー・ディールのペーパーを読んでいたら、面白い箇所にぶつかった。 ・彼の説明によると、 *2020年の世界エネルギー需要は前年に比べ4.5%低下し、CO2排出量は6.3%減少した、 *これは炭素税等価にすると、1,400ドル/トンに相当するという。...