日本企業のあり方 · 28日 5月 2023
将来危ぶまれる日本の自動車工業   2023.05.28 ・米国在住のIT専門家、中島聡氏のブログは役に立つ。彼の議論が、日本の評論家諸氏のそれと異なり、日本の現状維持勢力(産・官・学)に忖度していないからだ。今回はEVを取り上げる。以下の2段落は中島氏のブログで取り上げられていた田巻一彦氏のコラムを参考にしている。...
経済学の行く末 · 13日 5月 2023
銀行システムのシステミック・リスク   2023.05.13 ・本年3月に始まったアメリカ銀行システムの不安定性がまだ収まらない。それにつけても思いだすのが、約10年前に起きた金融危機の時に論じられた金融システムの持つ固有な不安定性のことだ。...
日本政治の行く末 · 07日 5月 2023
日本経済ビッグプッシュの必要性 2023.05.07 ・まず国会質問の内容から、   「総理大臣をはじめとして、閣僚全体が現在の日本の内外情勢を認識して国政を改革する熱意もなければ、気迫もない。ただ目の前にある仕事をこなすだけで日々を過ごしている。こうした政治のゆるみが今の問題を生じたのである」...
日本企業のあり方 · 29日 4月 2023
外車に乗る  2023.04.29 ・外車とは国産車に対する言葉で、ドイツ車やアメリカ車のような輸入車のことだ。 ・筆者は長年国産車を愛用してきた。最初は親のおさがり、次いで子供が大きくなるにつれT社やH社のワゴンタイプを使ってきた。...
IT革新全般 · 22日 4月 2023
「半導体戦争を読む」   2023.04.22 ・この本は昨年から気になっていて、だいぶ前に英文版(ペーパーバック)をアマゾンで注文したのだが、なかなか届かない。調べてみたらハードブック版がよく売れたので版元がペーパーブック版の出版を今年の秋に延ばしたためと分かった。...
IT革新全般 · 16日 4月 2023
イーロン・マスクのOpenAIへの挑戦    2023.04.16 ・最近chatgptが登場したが、確かに面白い。当方もこれのAPI(対象のプログラムを外部から操作するための入り口)をたたいて、e予測シミュレータとの連携をテスト中だ。シミュレータが求めた予測結果をchatgptに放り込んで、解説文章を書かせるのだ。...
経済学の行く末 · 09日 4月 2023
デロング教授の「ユートピアへの突進」を読む   2023.04.08 ・デロング教授の「ユートピアへの突進」(仮訳:原題はSlouching Towards Utopia)を読了した。これは530ページの大著でなかなか読みごたえがある。 ・デロング教授はカリフォルニア大バークレイ校の経済史の専門家(1960-)。...
経済学の行く末 · 02日 4月 2023
ChatGPTをめぐる議論   2023.04.01 ・ここのところ、ChatGPTをめぐる議論が盛んだ。 ・テスラの創始者イーロン・マスク等が、GPTのようなAIの開発を6か月停止したらどうかと提案したり、投資銀行のゴールドマンサックスは、こうした技術が3億人以上の雇用に影響をあたえるという分析を発表した。...
日本政治の行く末 · 25日 3月 2023
リニア新幹線について   2023.03.25 ・最近、森功氏の「国商」を読んで気になることがあった。この本は、安倍・菅両政権で大きな影響力を与えたJR東海社長の葛西敬之氏(1940-2022)を対象としている。...
経済学の行く末 · 18日 3月 2023
シリコンバレー銀行の破綻に関して     2023.03.18 ・最近のシリコンバレー銀行(SVB)の破綻に関しては、フィナンシャルタイムズ紙の金融担当副編集長パトリック・ジェンキンスがうまくまとめている(以下その要約)。  *2008年の金融危機から15年が経った。銀行システムの健全性はその時とられた各種の規制策によって盤石に思えたが、その期待は裏切られた。...

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