外国製品への傾斜(再論) 2023.10.22...
"とがった人材"の必要性 2023.08.12 ・我が国で技術革新の低迷が言われてから、久しい。どうも基本問題は、日本型組織が"とがった人材"を活かせないところにあるようだ。...
野口悠紀雄、「日銀の責任」を読む 2023.06.24 ・野口氏の本は、いろいろと考えさせる点を含んでいる(購読をお勧めする)。 ・彼が特に問題としているのは、2014年10月に行われた大幅な金融緩和政策の評価だ。...
日本のクルマ産業:迫りくるIphpneモーメント 2023.06.03 ・今回も日本のクルマについて記す。クルマ産業の盛衰が日本経済の近未来を決めかねないからだ。 ・ケータイでIphoneが発売され(2007年)、それがケータイで急激に圧倒的シェアを得た現象をIphone モーメントといっている。IT時代には、こうしたIphone...
将来危ぶまれる日本の自動車工業 2023.05.28 ・米国在住のIT専門家、中島聡氏のブログは役に立つ。彼の議論が、日本の評論家諸氏のそれと異なり、日本の現状維持勢力(産・官・学)に忖度していないからだ。今回はEVを取り上げる。以下の2段落は中島氏のブログで取り上げられていた田巻一彦氏のコラムを参考にしている。...
外車に乗る 2023.04.29 ・外車とは国産車に対する言葉で、ドイツ車やアメリカ車のような輸入車のことだ。 ・筆者は長年国産車を愛用してきた。最初は親のおさがり、次いで子供が大きくなるにつれT社やH社のワゴンタイプを使ってきた。...
H3ロケット失敗に思う 2023.03.11 ・H3ロケットの打上が失敗した。まことに残念なことだ。しかし新聞の報道内容には、ちょっと違和感を覚えた。たとえば手元にある産経新聞のサブ見だしは、「電気系統か究明急ぐ」などとなっていて、技術的課題さえ解決できればうまくいくというニュアンスだ。本当にそうだろうか。...
トヨタはどうなるか 2023.02.25 ・本年1月末に、トヨタは4月の社長交代(豊田章男氏から佐藤恒治氏)を記者発表した。トヨタは世界最大の自動車メーカーだが、迫り来るEV化の波にもまれて難しい状況に立たされている。 ・フィナンシャルタイムズ紙チーフコメンテーターのジョン・ガッパーはそれを以下のように整理している。...
2025年の日本:エコノメイトとIMF予測との比較 2023.01.22 ・世界経済や日本経済の今後を見る際に役立つのが、IMF(国際通貨基金)が定期的に発表する世界経済見通し(World Economic Outlook,略称WEO)だ。最新版は昨年10月に発表されている。 ・この予測では、翌年の経済だけでなく、2027年までの各国の経済見通しが計算されている。...
日本のEV(電気自動車)、周回遅れ? 2023.01.14 ・アメリカでEV(電気自動車)のシェアが急増している。ウォールストリート・ジャーナル紙によると、2022年にアメリカの自動車販売台数は縮小したが、EVの販売は7割近く伸びたというWSJ,Jan.7,2023)。その販売台数は80.7万台とアメリカの新車販売の6%弱を占めた(モーター・インテリジェンスによる)。...