日本政治の行く末 · 18日 10月 2025
ウクライナ戦の行方   2025.10.18 ・日本の新聞記事などを見ていると、ウクライナ戦でロシアの優位が確保されているような印象を受ける。実際のところはどうだろうか。 ・アメリカの軍事評論家、ウェス・オドネル(Wes O'Donnell)がその辺の事情をうまくまとめている。彼は陸軍出身でTEDで講演したこともあり、その論旨は平明だ。以下彼の議論に従う。  ...
IT革新全般 · 11日 10月 2025
先の見えたAIブーム? 2025.10.11 ・最近AIブームの先行きに関する議論が盛んにおこなわれている。一方で、アルトマン等は必死で金集めをしており、AIをよくわかっていない日本の投資家たちが、将来不安にさいなまれて金を放り込んでいる。しかしアメリカではAIのあるべき姿に関して議論が始まっており、その先行きは不透明だ。 ・問題はAGI(Artificial General...
IT革新全般 · 04日 10月 2025
今ウクライナで起きていること:自律型兵器(autonomous weapons)の登場   2025.10.04 ・ウクライナ情勢は日本から見る限り混とんとしているが、どうもウクライナ軍は新たな戦争技術を開発し、それが戦争の行方に大きな影響を与えそうだ。...
IT革新全般 · 27日 9月 2025
強気相場はいつまで続くか?   2025.09.27 ・このところ株式市場などで強気相場が続いている。これはアメリカでも同様だ。その理論的背景を探る面白い記事がフィナンシャル・タイムズに掲載された(参考文献[1])。 ・そこでは、現在の強気相場の論理付けを「非弾性市場仮説」(Inelastic Markets...
日本政治の行く末 · 20日 9月 2025
ドーリットル攻撃の教訓  2025.09.20 ・ドーリットル攻撃とは、太平洋戦争の初期(1942年4月18日)に米空のホーネットから発信したB-25爆撃機16機が初めて日本本土を空襲した事件だ。 ・東条首相の乗った飛行機(宇都宮と水戸の間を飛行中)がこの爆撃機と約20キロの距離ですれ違ったことは、日本側に大きな衝撃を与えた(参考文献[1]、p10)。...
日本企業のあり方 · 13日 9月 2025
トヨタがソフトで後れを取る  2025.09.13 ・最近のクルマはSDV(software deifined vehicle)などと呼ばれることが多い。つまりハードでなく、ソフトがその性能の決め手になるというのだ。そのシンボルとなるのが、テスラだ。テスラは内燃機関駆動ではなくEV(バッテリー駆動)で、しかもソフトコントロールを前提として設計されたクルマだからだ。...
IT革新全般 · 06日 9月 2025
AI攻勢も一段落?  2025.09.06 ・このところ、新聞を読んでも、テレビを見ても、AIがらみのニュースが多い。しかしその多くはオープンAIなどが行う記者発表を翻訳しているだけで、AIの本質に迫るものはあまり見かけない。...
日本政治の行く末 · 16日 8月 2025
GDPを超えて  2025.08.16 ・オランダのライデン大学・大学院生であるアンゲケ・ジャンセン氏による「GDPを超えて」という論文が各方面の注目を集めている(参考文献[1])。まずその内容を紹介する。  *著者の問題意識:GDPで測られる経済成長のみに焦点を当てた経済システムでは、すべての人々の持続可能な幸福は達成できない。...
日本政治の行く末 · 09日 8月 2025
将来の戦闘機とは  2025.08.09 ・日本は日英伊3国による次期戦闘機共同開発プロジェクトGCAP(Global Combat Air Programme)に参加し、2035年の配備開始を目指している。...
日本政治の行く末 · 02日 8月 2025
組織をダメにする人   2025.08.02 ・会社や官庁などの大組織には、人当たりが良くて、上司に気に入れられて出世するが、仕事が全くダメで組織の活力を奪う人がいる。 ・旧日本海軍に大角岑生という海軍大将(1876-1941)が居た。彼は上海事変の功績により男爵を授けられた。いくつかの本を読むと、この人は失礼ながらそれに該当するようだ。以下例をあげる。...

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