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日銀利上げの影響

日銀利上げの影響

 2025.12.13

・最近読んだメディウムの記事は刺激的だ(参考文献[1])。タイトルを直訳すれば、「日本の金融ショック:世界を揺るがす静かな震え」などとなろうか。日銀は今週末に金融政策決定会合を開くが、そのとき利上げし、政策金利を引き上げる可能性が高い。この記事は、それに対する諸外国の反応だ。

 

・記事の内容は以下の通り(本文は英語)。

  「最近日本銀行は利上げを計画しているというかなり強い示唆をしました。このニュースを初めて目にしたときには、あまりにも唐突だったので、思わず二度見してしまいました。輸出危機に苦しみ、債務におぼれている国が、本当に利上げを検討しているのでしょうか? でもある時、ふと気づきました。これは単にインフレの問題ではないのです。円が暴落するのを防ぐことが、実は重要なのです」。

 

・この記事を読んで感じることだが、日銀は金利引き上げの対外的なインパクトをあまり考えていないようだ。すでに他の先進国は利下げ方向に向かっている。たとえば米連邦準備制度理事会(FRB)は本月10日、連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%幅の利下げを決めた。つまり日本とは反対の方向だ。当たり前のことだが、日本の金利切り上げは、日本金融機関の米国債買い入れからの引き上げの可能性を高める。日本は現在米国債を1兆億ドル以上所有し、世界最大の保有国となっている。これが売りに回れば、米国債価格は低下し、米国金利の上昇につながる。これはトランプ政権にとっては望ましくない。

 

・さてどうなるか。高市首相はあまり対外感覚が鋭敏ではないようだ。世界情勢は日々急速に動く。日本はこれに対して、国際金融市場の変化を含め、うまく対応できるだろうか。

 

(参考)

[1]Sahil Nair,"Japan's Financial Shockwave:The silent tremor shaking global markets",Medium,Dec.25,2025